政府の詭弁 2
カナビスは最大の脅威
Your Government Is Lying To You About Marijuana
http://norml.org/index.cfm?Group_ID=5515#alleg2
updated: Jul 19, 2005
詭弁 2
「国家全体で、カナビスの脅威に匹敵するようなドラッグは他にない。」
真実
この主張はまったくの誇大表現だ。アメリカの立法及び行政当局はカナビスの害の可能性を誇張し過ぎた結果として国民の信頼を失い、ヘロインやコカイン、クラック、覚醒剤などのより危険なドラッグの本当の害をきちんと教育することができなくなってしまっている。
実際上、合法的な医薬品も含めほとんどすべての薬は、カナビスよりも個人の健康や社会にとってより大きな脅威になっている [14]。国立病害対策センターによると、毎年およそ4万6000人がアルコールの過剰摂取で肝硬変などの疾病で亡くなっている(この数にはアルコールで機能障害による自動車事故死は含んでいない) [15]。また、年間44万人がタバコのために若年死している [16]。これに比較すると、カナビスには毒害がなく、過剰摂取で死ぬことはない [17]。アメリカン・ジャーナル・オブ・
パブリックヘルス誌に掲載されたカナビス使用と致死性に関する大規模人口調査では、たとえ長期間カナビスを使っていても 「エイズ以外の男性の死亡および女性の全死亡原因としては、カナビスの影響はほとんど何も確認できなかった [18]。」
1999年、あらゆるカナビスの健康リスクを検証するために全米科学アカデミー医薬品研究所(IOM)が関与して全国的に徹底的な研究が行われたが、その報告書の結論には 「カナビス使用の副作用は、喫煙に関する害を除けば、他の医薬品で許容されている範囲内に収まっている」 と書かれている [19]。(注、カナビスとその喫煙に関する多くのリスクはバポライザーなどの代替摂取法で軽減できる [20]。)
さらにIOMは加えて、「タバコの使用が起因する通常見られる癌も含めて、人間に関する限り、カナビスが癌の原因となるという決定的な証拠はない [21]。」 この研究を確認するために2001年に大規模な患者対照調査が行われたが、その結論でも 「喫煙者と非喫煙者の間に違いがなく、カナビスが頭や首や肺の癌の主因になっているという説を肯定するデータは得られなかった [22]。」 また、最近2004年に発行された癌研究学会誌でも、カナビスの使用は口腔癌のリスクを 「どんなに長期にわたって、どんなに多量に、どんなに頻繁に使っても」 増大させることはないと結論づけている [23]。
連邦政府の要請で多数の研究が行われているが、どれも他のドラッグに比較してカナビスの安全性に太鼓判を押しており、非犯罪化や合法化を勧告している [24]。実際、こうした研究のすべては、犯罪を犯すという 「カナビスの分類は、それ自身の害あるいは他の物質との併用で起こる害のいずれにおいても、不釣合で整合性がない」 としている [25]。権威あるイギリスの医学誌ランセットでも複数の主幹が共同で、「カナビスの喫煙は、たとえ長期にわたるものであっても健康を害しない [26]。・・・カナビスはアルコールやタバコよりも脅威にならないと考えるのが妥当である [27]。」
実際問題として、カナビス使用の健康に対する危険性は、どんなに大きく見積もっても、犯罪者として逮捕され有罪とされる害に比べればはるかに小さい。
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