政府の詭弁11

カナビスは暴力を引き起こす

Your Government Is Lying To You About Marijuana
http://norml.org/index.cfm?Group_ID=5515#alleg11
updated: Jul 19, 2005


詭弁
「カナビスと暴力は密接に結び付いている、というのが真実だ。」

真実
全くのでたらめ。カナビスの使用が暴力や好戦性や非行の要因になっていることを示す信頼できる研究はない。古くは、1972年のリチヤード・ニクソン大統領の要請で調査を行ったカナビスおよび薬物乱用に関する連邦委員会の第一報告書では、「簡単に言えば、カナビスは通常、刑事裁判関係者のあいだでは非行や犯罪行為の主要な原因と判断されることはない [83]」 と結論している。

もっと最近のものでは、2002年のカナダ上院の 「カナビスに関する討議資料」 は、「カナビスの使用が犯罪を誘発することはなく、攻撃性や反社会的行為を助長することもない [84]」 と再確認している。これに対して、アルコールなどの一部の合法ドラッグでは攻撃的な行動を促すことが調査で示されている。

2002年、イギリスのドラッグ乱用審議委員会の報告書は、「カナビスにはアルコールと大きく違う側面があり、リスクを高めるような行動を取らないようにする性質があるように思われる。」 「このことは、アルコールの使用が自殺や事故や暴力などの大きな要因になっているのと異なり、カナビスが他人や自分自身に対して暴力的になることはめったにないということを示している [85]。」 と述べ、カナビスに対する過剰な取扱いを是正するように勧告している。

さらに最近の例をあげれば、ニューヨーク州立大学のバッファロー家庭医学部で行われた、トラウマを持つ900人の患者の退行心理分析で、カナビス単独使用では入院を要するような暴力あるいは非暴力のどちらの傷害とも関連性はなく [86]、これに対してアルコールやコカインの使用については暴力傷害との関連性があることが見出されている。実際、ニューヨーク州では、カナビスを特に暴力犯罪を引起こしやすいドラッグとして扱っている州や地方の行政機関は5%にも満たない [87]