政府の詭弁 9
カナビスには中毒性がある
Your Government Is Lying To You About Marijuana
http://norml.org/index.cfm?Group_ID=5515#alleg9
updated: Jul 19, 2005
詭弁 9
「カナビスには中毒性がある、というのが真実だ。カナビス・ユーザーの中毒率は10%で、薬物全体で依存と乱用に苦しんでいる560万人のうち62%がカナビス関係ということになる。」
真実
カナビスの使用はカナビスの乱用を意味するものではない。全米医学研究所の1999年の報告書 「カナビスと医薬品 : 科学的評価」 によると、「何百万人のアメリカ人がカナビスを経験しているが、大半は常用者ではなく・・・依存する人はほとんどいない [68]」。実際のところ、アメリカ精神医学会が定めた精神障害診断基準(DSM-IV)では、統計的にカナビス・ユーザーの10%までが依存症状を経験したことがあるが [69]、一方ではアルコール・ユーザーは15%、コカインは17%、タバコにいたっては32%もの人が依存症状を示している [70]。
カナビスには、他の物質のような 「依存性の重荷」 がないことはよく知られている。全米科学アカデミー医学研究所(IOM)の報告によると、「自分の意志でカナビノイドを摂取できるようにした動物実験では、自ら進んで使ってみようとはしないのが普通であり、このことからカナビノイドに対する積極的な関与と繰り返しはないと結論できる [71]。」 人間においても大半のカナビス・ユーザーが、健康や仕事上の理由あるいは結婚を契機に20代後半から30代前半に自分からカナビスをやめてしまうが [72]、これに対して典型的なタバコ・ユーザーの場合は10代で喫煙を開始し、一生毎日のように吸い続ける。
このことは、一部のカナビス・スモカーには精神的依存性が起こらない、あるいは逆に中断するのが難しい、ということを言っているわけではない。だが、2002年にカナダ上院によって発表された詳細な研究では、「カナビスの依存性は、アルコールやタバコなど他の向精神物質に比較して深刻なものではなく頻繁にも起らない [73]。」
また、カナビスでは外見でわかる程の禁断症状が起こることも非常に稀れで、全米医学研究所によれば、アルコールやヘロインなど身体的に顕著な禁断症状を伴う薬物に比べて「穏やかで期間も短く」 [74]、カナビスには一旦止めたユーザーが再び始めようとする誘惑もあまり起こらない [75]。
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