医療カナビスの恩恵

Source: benefitsofmarijuana.com
Subj: Benefits of Marijuana: Testimonials
Author: Joan Bello
http://benefitsofmarijuana.com/testimonials.html

この患者の証言集では、さまざまな疾患の人がどのようにカナビスの恩恵にたどり着いたか書かれている。

比較的年齢が高く、症状も重い人の証言が多いが、それは、この証言集がまとめられたのがカリフォルニア州で始めて医療カナビス住民215条例が制定(1996年)されたのと同じ時期であることも関係していると思われる。

つまり、ここの登場する患者さんは、まだ誰も医療カナビス法の恩恵を受けていない。このような人たちが重大な決意を持って、医療目的のカナビスを法律で認める必要性を訴えている。

医療カナビス法は、カナビスの全面合法化を画策する運動家たちの道具だとか、証言を健康食品の売り込みと同じだとか言う人もいるが、この証言集を読めば、そのような人たちがいかに無知でさもしい根性の持ち主かがわかる。

証言者たちは、逮捕される危険も承知でしかも一銭にもならないのに、命をかけて訴えている。アメリカでは、現在、10以上の州で医療カナビス法が制定 されているが、彼らこそ、それを作ってきた立役者なのだ。


カルロス A (52、コロラド)  1973年の交通事故で四肢麻痺になった。また非常な高血圧症にも苦しみ、医師たちも彼がカナビスを使用していることを知っており、支持している。「カナビスがなかったら、間違いなくこの証言までは生きてはいられなかった。」

ジョナサン A (45、ハワイ)  10才の時から喘息に苦しみ、厳格なスケジュールで1日12回の抗ヒスタミン剤を注射していた。17才になってからは、現在までカナビスの使用だけで健康問題に対応している。

ビル A (40、ミシガン)  酔っ払い運転の車に追突されて事故外傷後に激しい頭痛に見舞われる。事故以前の記憶は失われて戻っていない。多くの専門家を尋ねていろいろな薬を試したが、従来の薬はすべて効果がなく、結局、カナビスだけが効果的に苦悶を和らげてくれることが分かった。

リン A (49、バーモント)  坐骨神経障害による慢性痛。従来から使われているさまざまは処方医薬品を試してみたが中毒や深刻な副作用に見舞われ、それを避けるためにカナビスを使い始めた。

ハンス A (29、オハイオ)  HIV陽性と脳のクモ膜嚢胞による偏頭痛に苦しみ、食欲増進と頭痛による痛みの緩和のためにカナビスだけで対処することにして、処方医薬品はすべて止めた。

ダニエル A (41、オハイオ)  四肢麻痺。処方された医薬品で脳発作を起こした。自分からすべての医薬品を止めて、痙縮を緩和するためにカナビスを使っている。

ティム B (34、ウエストバージニア)  交通事故で5回の手術を受け2年間入院。体重は半分以下に減り、大動脈再生も受けたが、何度か脳卒中にも襲われた。彼にとっては、カナビスが、痙縮のコントロール、吐き気なしの食事、十分な睡眠を与えてくれる唯一の薬になっている。

ロバート B (49、テキサス)  1984年にスクーター事故を起こし、足をひどく怪我した。26回の手術の後で結局足は切断された。モルヒネやハルシオンのような強い幻覚性のトランキラーザーを処方されたが、「カナビスを使うようになってから、良く眠れるようになり、義足のズキズキした痛みが和らいで、食欲が出て体重を維持できています。」

MJ B (48、ネブラスカ)  脊髄損傷の他にも、てんかんにも苦しんでいたが、カナビスのほうが、従来からの医薬品よりも効果的で安全なことに気づいた。特に、オピアム系の薬はトラウマ的な副作用があったので、カナビスで自己治療するようになった。

ウイリアム B (46、サウスダコタ)  エイズ。挑戦的な薬物療法を試したが、極度の疲労、下痢、散発的な吐き気、頭痛、慢性的な皮膚発疹、緊張、食欲喪失などに襲われた。カナビスを使うと、頭痛や吐き気がおさまり、食欲が出てきてエネルギー・レベルが回復した。だが、サウスダコタではまだ医療カナビスが認められておらず逮捕される恐れがあり、カナビスを使うのを止めている。彼も、死ぬまでには利用できるようになってほしいと望んでいるが、医師も可能ならばカナビスのほうを処方したいと言っている。

トレント B (36、ユタ)  筋萎縮性側彎効果症(ルーゲーリック病)で全く動くことができない。食道が麻痺しているので、カナビスの助けを借りなければ飲み込むことができない。「その他にも、カナビスでうつ症状と痛みもやわらぎます。」

マーク B (45、コネチカット)  脊髄骨折で下半身不随になったが、現在では菜食ダイエットとカナビスだけで筋肉の痙攣と痛みをコントロールしている。下半身は使わずに痙攣にも悩まされずに生活している。

キャリー B (37、ジョージア)  背中の複数箇所と首の怪我いよる四肢麻痺。筋肉の痙攣のコントロールに、従来の医薬品では効果がないのでカナビスを使っている。

フランク B (48、バーモント)  軍隊で背中を損傷。医師たちが多量のモルヒネを処方したために、「恒常的な知覚麻痺」 に陥った。「私にとってはカナビスがベストな薬… 不安も和らげてくれる。」

パトリシア C (フロリダ)  双極性障害、関節炎、首の損傷、晩期失読症。車椅子生活を余儀なくされ、処方医薬品では肝臓の機能障害を起こすために、定期的に薬を変更していた。現在は、カナビスを使って、ストレスの軽減、十分な睡眠、痛みと筋肉の痙攣の緩和をしている。

ジョージア C (50、バーモント)  銃で脊髄を怪我したために慢性的な痛みと腸の問題に悩まされている。車椅子生活を送っていたが、痛みの緩和と筋肉をリラックスさせるためにカナビスを吸い始めた。現在ではギブスをはめて歩くことができるようになった。

ダナ C (47、フロリダ)  背中の慢性痛、消化器系の疾患、不眠症に苦しんでいる。これらの症状に対処するためにカナビスを吸っているが、金銭的な余裕があるときにはカナビス・チンチを好んで使っている。

アシュレイ C (45、ジョージア)  生まれつきの骨の病気の結果、骨に刺のような突起ができて脊髄に食い込んでいる。腕や手も不自由だが、カナビスを吸うといくぶん動かせるようになる。処方医薬品が高価なために、彼の面倒をみている神経科医も精神分析医も、彼にとってはカナビスが「適切な薬」であると同意している。

ロニー C (33、ジョージア)  ティーンの時から緑内障に苦しんでいたが、1995年に自動車事故で複数箇所に損傷を受けた。実に多数の医薬品の処方を受けたが、どちらの症状にも改善は見られなかった。経済が許す限りカナビスを使うようになったが、従来の薬よりも緩和効果が高い上に、本来の自分を失うようなこともなくなった。

ケリー C (26、アリゾナ)  血友病で9才の時に汚染された輸血を受け、エイズに感染した。「吐き気がひどいので、もしカナビスがなければ何も食べられません。カナビス以外に食欲を出してくれるものは他に何もありません。」

デニーズ D (37、フロリダ)  拒食症、双極性障害、統合失調症の傾向に苦しんでいるが、1日ジョイント1本を吸えば、気分が劇的に改善され食欲が促進される。カナビスをやっていない彼女の状態対しては、医師は、現実から分離された 「精神病ブレイク状態」 と呼んでいる。

ジェームス D (43、フロリダ)  1985年に職場で起こった大事故で3箇所に椎間板ヘルニアを起こし、手に負えない慢性痛に見舞われるようになった。4箇所の腰椎を溶かす手術を受けたが成功しなかった。腹部にモルヒネ・ポンプが埋め込んだが、重度の身体的副作用と精神的混乱に陥った。カナビスを数服すると、筋肉の痙攣や痛みが和らぎ、モルヒネの使用量も半分に減らすことができるようになった。

デボラ F (42、フロリダ)  多発性効果症と円錐角膜の痛みに苦しんでいる。カナビスを吸うとよりきびきび活動することができる。従来の医薬品では自分が殺されるような感じかするので避けている。

ダニエル F (37、オハイオ)  1987年の列車にはねられて、下半身不随の怪我を負った。さまざまな種類の医薬品を処方されたが、どれもほとんど役に立たず、いろいろな副作用に見舞われ、何度か中毒と禁断症状にも陥った。彼は、痛みと闘い、食欲を増進させ、生産的になるために、少量のカナビスを使っている。

クリストファー F (18、ケンタッキー)  反抗的行為障害、躁うつ障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)の診断を受けている。カナビスを使うと、暴力的でカッとなる性格がコントロールできて、うつ症状も改善された。先生はその際立った改善に驚き、訳を尋ねたが、正直に医療カナビスを使ったと認めたために退学させられてしまった。今は、母親とホームスクールで学んでいる。

ウイル フォスター (38、オクラホマ)  退役軍人で、足と背中に関節リウマチの診断を受けている。自分の治療用のカナビスを自宅で栽培して逮捕され、93年の懲役を言い渡されて現在服役している。3人の子供の父親。

リチャード F (35、アリゾナ)  線維筋痛症患者。処方された鎮痛剤はどれも役に立たず、「カナビスがなければこの痛みには耐えられない… 生きていられない。」

レニー G (47、ノースカロライナ)  退役軍人で、心的外傷性ストレス障害(PTSD)および肩と鎖骨の怪我による慢性痛に苦しんでいるが、痛みと発作の緩和にカナビスを使っている。従来の医薬品では副作用で普段のように動けなくなる。

リチャード G (40、ノースカロライナ)  骨の変性疾患、関節炎、糖尿病、線維筋痛症、躁うつ病、睡眠障害、心臓病に苦しんでいるが、従来の医薬品では症状がかえって悪化してしまう。一方、カナビスを使うと、安寧と睡眠と感情の安定が得られる。

ティム H (49、アリゾナ)  長年原因不明の発作に教われていたが、1996年に多量の脳溢血を起こして、先天性動脈異常であることが分かった。彼はその後も発作に悩まされたが、それに先行して眩暈、緊張、興奮状態が起こっていた。抗けいれん剤やカフェイン系の薬を使うと消化器に悪い影響があるので、痛みを緩和するために薬をカナビスに変えたところ、副作用はなく、神経と腹部も鎮まって発作も抑えることができた。

ヨセフ H (49)  エイズ生存者。彼は自分が10年間健康だったのは、カナビスを使うことで食欲が増進し、消化器が正常に働き、ストレスが減ったせいだと考えている。「カナビスはストレスが起きないようにしてくれますが、エイズ患者にとってストレスはまさに致命的とも言えるのです。」

Dr.アンドリュウ H (39、マサチューセッツ)  車椅子生活を余儀なくされている多発性効果症患者。ステロイドを使った治療が限界に達し、それ以降、カナビスを1日置きに使って筋肉をリラックスさせ、慢性的な痛みを減らすようになった。

ロイ H (40、フロリダ)  エイズに苦しむ退役軍人。抗HIV薬AZTやエイズ抑制剤の効果を補うためにカナビスを使うようになった。カナビスのおかげで吐き気が抑えられ、ひきつけの緩和、うつ症状の改善、食欲の増進、体の活力の回復ができるようになった。

ラッド H (47、アイオワ)  多発性硬化症に苦しみ、カナビスを使って恒常的な痛みを和らげ、筋肉のけいれんを抑えている。アメリカ政府の温情INDプログラムでカナビス治療を受けられるように申請したが、当初は申請が認められたものの最終手続きが遅れている間にプログラム自体が中止されてしまった。

ジョディ J (29、フロリダ)  背中の怪我によって慢性痛に苦しむようになったが、当初受けた薬物療法では、絶えず眠気に襲われ14か月間ベッドに寝たきりで過ごした。その後、それまでの薬を中断してカナビスに変えた。現在は第2子を妊娠しているが、眠気に襲われないように、カナビスで背中の痛みを和らげるとともに、つわりの吐き気を抑えている。

ローラ J (41、テネシー)  脊髄小脳失調症(SCA)の稀な形態である突発性運動失調症と診断された。車椅子生活を余儀なくされ、平衡失調、眩暈、視野の霞、吐き気、筋肉の痙攣に苦しんでいる。その後の20年間は医師の診断は受けていないが、ほとんどすべての医薬品を試しても効果が得られず、ビタミン類に富んだ完全な菜食ダイエットとカナビスの生活に切り替えた。カナビスで自己治療を始めるようになって以来、痛みとけいれんはなくなった。吐き気も抑えられ、今では再び歩くことができるようになり始めている。

ロバート K (54、オレゴン)  椎骨骨折と重度の消化器障害を抱えているが、カナビスの助けを借りると、痛みを抑え、集中力を増し、良く眠れるようになる。処方医薬品だけを使っていた以前は、絶えず眠気に襲われ、副作用による健康リスクにも苦しめられていた。

デーン K (35)  エイズ患者。HIV関連の疾患が引き起こすストレスを回避するために、カナビスを治療的に10年使っている。現在では、さらに挑戦的なエイズ治療薬をたくさん使うようになったが、カナビスを吸っているおかげで吐き気が抑えられ、食欲が回復し、うつ症状とも戦うことができている。

ジョン K (29、ペンシルバニア)  心的外傷性ストレス障害(PTSD)に苦しみ、躁うつ病とも診断されている。ドラッグとアルコール中毒だったが、カナビスで自己治療するようになり、気分のムラをコントロールできるようになった。また、アルコールも止めることができた。

ブライアン K (34、ニューメキシコ)  精神科の看護師でもあるが、自らも深刻なうつ病と戦っている。カナビスを使うと、食欲が増し、朝もきちんと起きれるようになる。

ロバート クンダート (75)  アメリカ・カナビス・ソサエティの設立者で代表。55年間タバコを吸って慢性閉塞性肺疾患(COPD)になり、呼吸器問題に対処するためにカナビスを使うようになった。「カナビスは自然の気管支拡張剤なのです。おかげで肺が詰まらずに生きてこられました。」

キヨシ K (53、ペンシルバニア)  エイズ患者でアクティビスト。体重減少とたたかい、HIV治療にともなう吐き気の軽減のためにカナビスを使っている。

デニス L (49、バーモント)  クローン病患者。消化器問題を軽減し、背中の慢性痛を緩和するためにカナビスを使っている。

カイ リー (52)  季節の変わり目に調子を崩し、関節炎、躁うつ病にも苦しむ。痛みの緩和、睡眠、食欲増進、うつ症状を和らげるためにカナビスを使っている。

ジェイミー L (27、フロリダ)  エイズ患者。カナビスは、眩暈、吐き気、倦怠感、発作、うつ症状と闘うために使っている。1996年に地元のカナビス・バイヤーズ・クラブで警察に逮捕され、殴られた。フロリダの裁判所で、カナビスを医療目的で使う権利を勝ち取る。すべての患者が同じように保護されるまで闘い続けることにしている。

アーサー L (49、オレゴン)  双極性感情障害に苦しみ、気分のムラをコントロールするためにカナビスを使っている。自分の治療用カナビスを栽培していて逮捕され、オレゴン州では「医療の必要性」の弁護が認められていないので、現在保護観察中。(その後、オレゴン州では1998年に医療カナビス住民条例が成立した)

マーシャル L (43、カリフォルニア)  交通事故で下半身不随。「痙攣の治療に使う従来の医薬品では、意識もうろう状態になってしまいますが、カナビスでは痙攣と痛みが緩和されて動けるようになります。また気分も盛り上げてくれます。」

タイラン M (39、ワシントン)  アルコール中毒で顔面の血管破裂を起こして回復したが、永続的な肝臓障害が残った。アルコールを止めなかったら死ぬだろうと自分に言い聞かせて、カリブ海のバリゼに引越し、ラスタファリアンに改宗してカナビスを吸い始めた。現在はアメリカに戻っているが、生命の源であるカナビスの所持で2度逮捕された。だが、カナビスを使うことで、アルコールを止めることができただけではなく、今では、必要な体重を得るために食欲を刺激して吐き気を抑えることができるようになった。

ジェームス M (39、ネバダ)  エイズ患者。カナビスを使って。食欲を刺激し、吐き気とたたかい、エイズの治療薬によって起こる消耗症候群に立ち向かっている。

ジョン M (38、ノースカロライナ)  関節リウマチ、うつ病、不眠症と診断されている。バリウム、ナプロシンなどの薬を与えられたが、「ケミカルが体に入り込むと、非常に怒りっぽくなって、ほとんどいつも暴力的になってしまうのです。ピルは完全に一人っきりになりたくさせるのです。その状態はしばしば何週間も続きます。今ではすべてのピルを放棄して、カナビスだけを使っています。」

ジョアンナ M (ワシントン)  椎間板ヘルニアとてんかんに苦しんでいる。カナビスは、痛みから気をそらすために使っている。彼女は、カナビス配布センターとして知られるグリーン・クロス・ペイシェント組合を始めた。

ペーター M (48、カリフォルニア)  作家で運動家としても知られている。1996年に、非ホジキンリンパ腫でHIV感染の診断を受けた。「今生きていられるのは、最新の医学と最古からのハーブのおかげです。」

ロバート M (49、バーモント)  バーモント大学分子生物学教授。関節炎と脊髄の圧迫骨折。処方医薬品は一切使わずに、カイロプラクター(脊柱指圧師)の助けとカナビスだけで痛みを和らげている。

ロバート M (64、アーカンサス)  多発性硬化症の平衡失調、衰弱、けいれん、気力低下と闘うためにカナビスを使っている。

デビー M (49、カンサス)  不眠症で、カナビスを睡眠、ストレス抑制、食欲刺激の薬として使っている。逮捕され、現在保護観察下にあるが、有罪になれば無期懲役になる可能性のある重罪とも同時に闘っている。

ヨハン M (35、ニューヨーク)  慢性疲労免疫不全および慢性カンジダ症。多種化学物質過敏症のために通常の医薬品は使うことができないので、その代替として、鍼療法、ハーブ、カナビスを使っている。こうした治療によって、胃腸障害を克服し、痛みの緩和、気力の向上をはかっている。彼はまた、ニューヨーク市で医療カナビス・バイヤーズ・クラブを運営している。

シスター ソムヤ (47、カリフォルニア)  生まながらの鎌状赤血球貧血症。退役軍人。症状とすれば、いつも風邪を引いたような状態で、脾臓に激しい痛みがあり、吐き気と脱水症状がある。処方される麻酔薬では眠気に襲われ何も出来なくなってしまう。シスター・ソムヤは、カナビスの運動家として知られ、クレセント・アライアンスを通じて、鎌状赤血球貧血症でのカナビスの喫煙とヘンプシード・オイルを使った治療を提唱している。「死ぬことは間違いないですが、強くもなってきています。カナビスが悪い細胞を攻撃してくれるので、その分は健康に長生きさせてもらえます。また、ヘンプシードの天然のオイルには栄養的な恩恵がありますので、鎌状赤血球貧血症の人には特に役立ちます。」

バーバラ M (55、フロリダ)  背中には慢性的な痛みを抱えていたので処方医薬品を使っていたが、重度の心臓発作を起こして使うことができなくなった。現在では、その代替として、痛みとストレスの緩和にカナビスを使っている。

レオナード M (58、アイダホ)  退役軍人で慢性痛と不眠症と闘っている。カナビスを、痛みの緩和と入眠のために使っている。オランダのコーヒーショップを訪れたときに、カナビスがよく管理されて、一般市民には素の存在がとくに気になっていないことを知った。法律を破ることなしに、カナビスを処方箋で利用できるようになってほしいと思っている。

マイロン M (35、カリフォルニア)  糖尿病でほぼ失明状態。コントロールできない嘔吐をともなう腹部麻痺も抱えている。各種の鎮痛剤を試したが、彼の症状には効果はなかった。だが、カナビスに対しては、腹部の神経が反応するようになり、食欲が増進し、吐き気が抑制され、眼圧も低下してわずかに目が見えるようになった。糖尿のために感染症に注意しなければならないので、彼は、汚染のないカナビスを自分で栽培している。カリフォルニアでは1996年に医療カナビス住民条例が通過したばかりだが、最近、彼の栽培場は警察の強制捜査を受けている。

ミッチュル M (40、ノースカロライナ)  帯状疱疹、慢性気管支炎、喘息、首と脊髄下部に重度の奇形がある。処方医薬品では感覚が過剰に揺れ動き、何も出来なくなてしまうが、カナビスを使うと暴力的な感情のムラがスムーズになり、呼吸器の圧迫が和らいで喘息の発作がおさまり痛みが軽減する。

ラリー N (47、フロリダ)  椎骨が過密化し、脊柱側弯症も抱えている。関節炎にも苦しんでおり、痛みの軽減のためにカナビスを使っている。しかし、カナビス栽培場が手入れを受けて、うつ病になってしまった。通常の医薬品は、うつ症状ばかりではなく、固化してしまう関節炎には何も役立たなかった。彼は、現在、栽培の罪で懲役刑に課せられようとしている。

マイケル O (ワシントン)  ベトナム退役軍人。遅延ストレス障害の症状を緩和するためにカナビスを使っている。

ダグラス P (18、ジョージア)  サウスウエスタン大学の学生。乱視と摂食障害に苦しんでいる。カナビスで食欲が刺激され、しばしば起こる吐き気も消えるので、体重を維持するのに役立っている。また、カナビスを使うと、乱視の症状が全くなくなる。

ダリル P (26、ミネソタ)  農政麻痺が原因で痙縮、吐き気、うつ症状に苦しむ。車椅子での生活を余儀なくされている。従来の医薬品では、吐き気が悪化するだけでストレスになってしまう。カナビスを使うことで、体重が増え、吐き気が抑えられ、不安やうつ症状が鎮まる。

ロバート P (50、コロラド)  1990年に多発性硬化症と診断され、4箇所に結腸人工肛門を設けた。プレドニソンを処方されたが、極度の膨張と興奮をもたらし、使用を中断した。「外部の肛門袋の発する匂いで食欲がなくなってしまいます。主治医は、私が多発性硬化症患者で、食欲不振などの症状に対応するために医療カナビスの使用が好ましいという推薦状を書いてくれました。」

ジョン P (33、オハイオ)  多発性硬化症にともなう痛み、眩暈、痙攣、体重低下、吐き気などと闘うためにカナビスを使っている。オハイオ州で医療カナビスを合法化するために、議会で証言もしている。

ロビン P (40、モンタナ)  ループス型の結合織障害で、偏頭痛、線維筋痛症、変性椎間板障害、吐き気、慢性痛の苦しんでいる。通常の医薬品では効果が得られず、オプション治療としてカナビスにたどり着いて吸い始めた。現在では症状も緩和して動けるようになり、合法的にカナビスを入手する権利のために闘っている。

ドン R (52、ニュージャージ)  慢性疲労症候群で、カナビスは、集中力を高め、筋脱力とけいれんによって起こる不快症状を減らすために使っている。

ケニース R (42、オハイオ)  多発性硬化症の退役軍人。深刻な痙縮と闘い、平衡感覚を回復するためにカナビスを使っている。通常の医薬品の効果は限られているが、カナビスでは「ナチュラル」な感じが戻る。

ジャッキー リッカート (46、ウイスコンシン)  弾性結合組織の変性疾患であるエーラス・ダンロス症候群に苦しむ。慢性的な関節痛と食欲増進のためにカナビスを使っている。連邦政府の温情INDプログラムの参加が認められたが、最初のカナビスを受け取る前にプログラムは中止されてしまった。

ラルフ R (オハイオ)  交通事故で、膝の軟骨組織を激しく損傷し、肩も骨折して、首部に椎骨盤の突起ができた。PTSDにも苦しむようになった。通常の医薬品では臓器にダメージが起こるので、カナビオスを使って、吐き気や嘔吐、うつ症状、不安発作を克服している。また、痛みの治療薬にもなっている。アメリカとコロンビアのどちらの医師も彼にカナビスを推薦してくれているが、生活保護と医療恩恵を失わないように、カナビスを使っていることは秘密にしている。

ジョン R (アラスカ)  ベトナム戦争で海軍にいたときに枯葉剤で非ホジキンリンパ腫になった。自宅でカナビスを栽培していたが連邦当局に逮捕され、病気を理由に自宅軟禁になった。「自由という理想のために闘っています。すべてのアメリカ人は、自分が何を体内に入れるか決める権利の価値を分かってくれると思っています。」

スコット R (50、メリーランド)  退役軍人で、心的外傷性ストレス障害(PTSD)、頭蓋骨骨折、膝の重度の怪我、枯葉剤の暴露、に苦しんでいる。「何年にもわたって、市場にある抗うつ薬を一つ一つ試しましたが、カナビスの他は効きません。カナビスは、痛みを緩和してくれてよく眠れるようにしてくれます。うつ症状も和らげてくれます。」

ダナ R (44、フロリダ)  てんかん、発作、偏頭痛、関節炎、眼圧による網膜剥離の診断を受けている。カナビスを使って、呼吸を正常化して、発作や偏頭痛をコントロールし、関節痛を和らげて、眼圧を低下させている。

リチャード S (46、デラウエア)  緑内障、足と脊柱に骨の突起、背中に慢性痛、筋肉に痙攣がある。ステロイド系の処方医薬品の副作用に悩まされ、カナビスが効くかもしれないという医師のアドバイスに従って使ってみたら、「その通りだった。」

エリース S (46、ペンシルバニア)  30年前に、潰瘍症の前段階で喘息でもあると診断されたが、カナビスを使うことで喘息の発作を抑え、下痢と便秘の繰返しを減らして驚異的に健康が改善した。その後、彼女は看護師と会計士になった。カナビスを使わないと、潰瘍性の症状が再び現れ、うつ症状を感じ、足にもはっきりとわかる痛みが出てきた。このインタビューの後で、カナビスなしで6日間入院したが、多発性硬化症と診断された。それまで30年間毎日カナビスを吸っていたが、その時はじめて中断したのだった。「子供の時から多発性硬化症だったのは間違いないように思えます。病気の症状やその進行状態は過去31年間隠れていたのです。今では、いつも、カナビスが自分の命を救ってくれていると言っています。私にはそれがどのようなものか正確に分かります。」

リネット S (44、カリフォルニア)  毒性物質に汚染され、うつ症状と神経衰弱に悩まされている。医師からはいろいろな医薬品を処方されたが、やがて、カナビスを使うほうがより安全で効果も高いことに気づいた。

ロン S (49、ミシガン)  ポリオ後症候群と脊髄萎縮に苦しんでいる。主治医は、腹部にモルヒネ・ポンプを埋め込むことを提案したが、彼は、不必要な手術やモルヒネの副作用に耐えるよりも、カナビスを吸って強固な痙攣と痛みをコントロールすることを選んだ。

キム S (39、ノースカロライナ)  ヘルペスの吹き出物で、発疹、ひりひりした痛み、煽動をともなった神経過敏に苦しむ。通常の医薬品は効果がなかったが、カナビスを使うことで症状を抑えることに成功し、副作用なしにストレス・レベルを下げることができた。医師はカナビスを処方することが許されていなかったが、「効くのであればそれがいい」 と言ってくれた。

Dr.リチャード S (46、フロリダ)  注意欠陥障害。集中力を増すために、以前はリタリンなどの医薬品を処方されていたが、効果がないのでカナビスに切り替えた。合成THCのマリノールも効いたが、値段が高価なためにストリートでカナビスを買うことを余儀なくされ、犯罪人になってしまった。

グレタ S (30、ルイジアナ)  体内の銅が排出されないウイルソン病になり、カナビスを使っている。「私の喉頭は完全に麻痺しています。2年間話すこともできませんでした。カナビスを常用して、7日間は集中的に使ってみたら、再び声が出るようになったのです。カナビスがなければそうはできません。」

デニス S (35、ペンシルバニア)  エイズ患者で、治療にともなう吐き気や眩暈と闘うためにカナビスを利用している。

カトリーナ S (39、テキサス)  肥満のために、1986年に胃のバイパス手術をうけたが、埋め込んだ装置が腐食してしまった。手術でダメになった部分を取り除いたが、腹部に残れれた部分が深刻な問題を引き起こした。腸の過激な収縮で痛みが起こり、頭痛、ヘルニア、潰瘍にもなって、血液を吐くようにさえなった。車椅子と病院での生活を余儀なくされた。処方された医薬品は効かず、カナビスを使ってですべての症状と闘うようになった。

C T (20、バーモント)  13才の時以来、少なくとも毎日一回は激しいてんかん発作に襲われた。ディランティンなどの抗てんかん薬は効果がなかった。彼のてんかんは余りにもひどく、母親は、常に一緒に家に居て見ていなければならなかった。仕事にも行けずに生活保護で暮らしていたが、子供がカナビスを使わせてからは、てんかんは起こらなくなったと言う。

ジョー T (44、フロリダ)  背中を骨折して慢性的な痛みに苦しんだ。通常の薬では激しい胃腸障害に見舞われるので、カナビスで痛みに対処するようになった。

ペブル T (54、カリフォルニア)  激しい偏頭痛に苦しみ、その痛みの頻度を減らしと強度を和らげるためにカナビスを使うようになった。これまでカナビスでは4回逮捕されているが、新しく制定された医療カナビス215条例で、有罪判決を取り消すように求めている。

ローリ V (46、バーモント)  自動車事故で背中を怪我してから激しい偏頭痛に襲われるようになった。また、関節炎と睡眠障害も抱えている。医師からは通常の医薬品を処方されていたが、やがて、カナビスのほうが中毒症状や深刻な副作用もなく効果も強いことに気づいた。

スーザン V (35、カリフォルニア)  乳房に埋め込んだシリコンが破裂して、乳がんになり、両方の乳房切除手術を受けた。慢性的な筋肉痛、吐き気、体重減少に苦しむようになったが、「カナビスですべての症状が和らぎます。」

ダン W (36、ノスカロライナ)  アクティビスト。足と足首の水腫にともなう慢性痛を和らげるためにカナビスを使っている。彼は、現在の法律がカナビスを医薬品として認めるように活動している。

レニース W (46、バージニア)  生涯にわたって気分障害に悩まされてきた。激しい躁病発作、うつ症状、神経過敏、皮膚の吹き出物が主な症状だった。リチウムなどの処方医薬品も試してみたがどれも効果がなかった。法律を犯すことには後ろめたさも感じていたが、カナビスが効果を得られる唯一つの薬だった。

ケーシー W (34、ワシントン)  エイズ患者。肝炎回復者でもあるために肝臓ももろく、強力なエイズ治療薬は使うことは出来なかった。余命数ヶ月と告げられた時に、吐き気、衰弱、うつ症状、不眠と闘うために、ビタミンとホメオパシー治療薬とともに、彼はカナビスを吸い始めた。その後6年が過ぎたが、彼は健康そうで、カナビスを薬として選択したことで、健康を感じることができるようになったと言う。

ジェス W (50、ワシントン)  うつ病と心臓病と闘うためにカナビスを使っている。

ジョン W (42、テキサス)  深刻な双極性障害に苦しんでいる。気分のムラを抑えるために、いろいろな抗うつ薬や精神安定剤の処方を受けたが、かえって躁病の激しさが亢進して緊急昏睡状態を起こすまでなった。彼は、現在、毎朝2グラムの食用カナビスを食べて、午後には数服のカナビスを吸っている。「ハイを感じることはありません。ただノーマルなだけです。」