タイ・シンセ
種から吸えるようになるまで From Thailand, to Holland, to
Spain
私がスペインで育てたタイの種は、シード・バンクから調達したものではなく、私のコーヒーショップでバッズとハシシを入れていたプラスチックのコンテナーに残っていたものだ。グラム単位で売っていたのだが、もともとのタイ・スティックは写真のように竹串に小さなバッズが巻き付けられ、ラスタ・ヘアと呼ばれる細い紐で縛ってあった。
スティックの中に種が見える。タイ・スティックはこのような形ちをしていた。
タイ・スティックはバッズそのものではない。タイから採れるのは綿毛のような小型のバッズなので、細い竹串に巻付けてしばってスティック状にしたものが取引の基準とされてきた。モニターの前に置いてあるのは、2001年1月にサイトの質問欄にタイ・スティックについて問い合わせがあったときに撮したもの。
10粒中4つのみ発芽。適切に貯蔵したものでないから当然だろう。
大きく葉を広げた発芽は他の種類と変らない。
6月10日。
6月13日。
6月15日。
6月19日。この頃になると、他のインディーカ・ベースを主体にした種類とは骨格の違いがはっきりしてきた。タイの葉の幅は狭く、とりわけ隣のレジェンド・ウルティメート・インディーカとは対照的だ。
6月21日。レジェンド・ウルティメート・インディーカの隣の3本のタイ。
6月24日。この日すべての植物の背丈を測定したが、タイは64cmでこのガーデンでは最も大きかった。
6月24日。左がタイで右がレジェンド・ウルティメート・インディーカ。サティバとインディーカ。
6月27日。
7月1日。タイは非常に見事な枝振りで、たくさんの枝はどれも太陽に向って急速に成長している。葉はそれほど繁茂していないが、おそらくタイではもっと近づけて栽培していてさらに少ないのではないかと思う。
7月6日。
7月8日。
7月15日。
7月15日。タイ・イン・ザ・スカイ。
7月31日。
8月5日。見上げるまでに成長。
8月10日。
8月16日。
8月21日。小さな花が現れた。
8月25日。タイの一本が両性具有になった。同一の植物から取った2本の枝。左には雄のボールが、右には雌の花が見える。私は雄の枝だけをすべて切り取って、そのまま翌日も何度も観察を続けた。すると雌の枝も両性具有になり始め、花とボールが見られるようになった。その後もそうした枝を切り落として様子を見ていたが、頂上のバッズも両性になったので最後は完全に処分した。
残ったタイも注意深く観察を続けた。タイ品種は雄雌がはっきりしないことで知られている。
8月31日。
しばらく他のバッズの撮影に忙しくタイの写真を撮り忘れていた。残念ながら、9月4日に撮ったガーデンの全景写真の一番左に写っているだけしかない。
9月23日。タイは2本になってしまった。1本がやはり両性になって処分した。残った2本はまったく似ておらず、片方は他の植物と同様に葉を上に向けているが、濃い色のタイはいつもたいていは葉を下に向けている。
9月29日。これは、私がライト・タイと呼んでいるほうの植物で、窒素不足が原因(?)なのか特徴的な黄色ぽい色をしている。
これはダーク・タイ。すべての葉が下向。どちらも本格的な花をつけ始めている。
繊細なタイの花。この時期にはすでに大半の植物がトリミングを終了し、乾燥工程に入っている。
10月1日。天候が良い日はあまりなくなってきた。ときどき強い雨に見舞われるが、そのようなときにはテラスの屋根の下に避難し、スペインの太陽が戻るとすぐに戻して日光に当ててやっている。
ダーク・タイ。明らかにバッズが形成されている。
ライト・タイ。
10月3日。逆光で見るとバッズの様子がよくわかる。
10月5日。ダーク・タイのバッズ。
10月5日。ライト・タイのバッズ。
10月14日。タイに虫が。変装した麻薬局のエージェントか?
10月15日。ダーク・タイのバッズ。
10月15日。日光浴をするライト・タイ。
10月19日。ライト・タイのバッズ。
10月21日。ダーク・タイのメイン・バッズ。頭が3つに分かれている。
10月21日。ライト・タイのメイン・バッズ。普通の形をしている。
10月30日。雨で屋根の下に避難していたライト・タイを日の当たる場所に戻した。
10月30日。ダーク・タイの風変わりなバッズ。
11月1日。ライト・タイ。
11月6日。ダーク・タイは序々に色が薄くなりだした。葉は相変わらず下向。
ダーク・タイのバッズ。
11月6日。ライト・タイは、オルガニハムのチッソ液肥を与えると再び緑を増した。このことは植物がまだ成長過程にあるということになる。ライト・タイに使ってみたのは液肥に8%のチッソが含まれていたからだ。2回ほどで効果があったようだ。
11月6日。思いがけないフォローが・・・ このレポートを書くために上の写真をモニターに表示しているときに、オルガハムの取締役のコンデモアが次の収穫に使ってみるようにといくつかの商品を提供してくれた。そこでこのチッソを試してみたのだが、植物に歓迎されてよく効いた。 www.organihum.com
11月6日。ライト・タイのバッズ。
11月7日。再び雨で避難。
11月8日。再び、タイ・イン・ザ・スカイ。前のタイ・イン・ザ・スカイと同一の植物。
11月13日。トリミング直前のダーク・タイのメイン・バッズ。
11月13日。ライト・タイの小型バッズ。
11月13日。マルスカがダーク・タイをトリミング。
トリミングが終わったダーク・タイのメイン・バッズ。
少しクローズアップ。
12月3日。勢揃いしたタイの乾燥バッズ。一番上はライト・タイのメイン・バッズ。
ライト・タイ・バッズのクローズアップ。
ダーク・タイの小さなバッズ。
12月6日に追加の一枚。収穫後のダーク・タイの乾燥バッズの写真を撮るのを忘れていた。明らかにバッズの先端が3つに分かれているのがわかる。
このレポートを書くのにタイ・シンセミラを吸い続けている。強く刺激的なハイでやる気にさせてくれる。体や気持が落ち込んでもすぐに回復してくれるから、今は吸いすぎないようにしてセーブしておいたほうがいいかもしれない。
タイの種はストックしてあるので、次のシーズンにも育ててオランダのものと交配してみるつもりだ。タイには本当に満足している。長い間待たされたがその甲斐は十分にあった。
シンセミラ・タイで元気づくノル・ファン・シャタイク。
http://www.hempcity.net/travelreports/11strains2003/thaisinse/index.html
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