« 3.5 他の地域での大麻の使用 | メイン | 12.2 癌化学療法による鎮吐薬としての有用性 »
12.1 背景
広い範囲にわたるカンナビノイドの治療的な適用の潜在的な可能性は、脳と身体の他の部位でのカンナビノイド受容体の広範な分布を反映している。 カンナビノイド受容体の全く異なるサブタイプとこれらの受容体に選択的に結びつける働きをする新しい化合物についての確実な新事実の可能性は、アゴニストまたはブロッカーのどちらとしてでも、多くの病気への選択的な治療法への扉を開くであろう。 やがて、これらのいくつかの化合物が内在性のカンナビノイドシステムの一つまたはその他の機能に特化して対象とされるかもしれない。
鎮吐薬と抗-緑内障の薬剤としてのカンナビノイドの治療法の可能性の積極的な評価にもかかわらず、それらは広く使用されてはおらず、そして、引き受けられた臨床的な研究は限られている。
カンナビノイドのその他の治療的な使用は、それらの有効性において、さらなる基本的な薬理学的、そして、実験的な調査と臨床的な研究の正当な理由となる。