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3.1 大麻使用を評価する方法論的な側面
大麻使用のパターンに関する初期の文献は主に先進諸国での研究に基づいており、これらの国の青年と若年成人の間での広範囲にわたる大麻使用の出現、健康、これに至った法律と社会的な関心を反映している。しかし、増加する数多くの研究(例えば、 Smart et al., 1980;
Carlini et al., 1990; Adelekan, 1989; Kramer,1990)が発展途上国(この場合それぞれバハマ、ブラジル、ナイジェリア、およびベネズエラ)で実行され、それらは、同様に発展途上国における大麻使用に関する何らかの洞察を提供する。
大麻が違法な精神活性物質であるので、(大麻と大麻樹脂、抽出物、およびチンク剤は、1972年の議定書によって改正された1961年の麻薬単一協定でSchedule1に含まれている。)使用のレベルとパターンに関するデータはアルコールとタバコの使用にくらべて、広く利用可能ではない。そのうえ、大麻が非合法であることは、その使用の普及を過小評価するように作用する多くの潜在的偏りをもたらす。最初に、非合法な物質の使用者は、世帯調査で調査されるサンプルであると思われ、これらの連絡があった人は、調査に参加することを嫌うかもしれない。 2番目に、使用者が、参加することに同意しても、彼らは正直な応答を与えたいと思わないかもしれない。 これらの偏りにもかかわらず、違法な物質の使用の動向に関して推論を許すことができる、物質の使用の自己報告による、慎重に設計された研究の有効性の十分な証拠がある。
大麻使用の普及の世界的な数字を異なる方法のデータ収集、分析、定義、調査が実行された期間を与えて見積もる試みは全くなされていない。 しかしながら、国連Drug Control Programmeは加盟国によって与えられた数字に基づいて、1990年代の大麻'乱用者'(年間普及率)の数を1億4100万人、世界の人口の2.45パーセントと見積もった(UNDCP,1997)。