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4.1 用語
大麻は、植物Cannabis sativaのいくつかの精神活性の調剤品を意味するのに用いられる一般的用語である。大麻の主な精神活性成分は、Δ-9-テトラヒドロカンナビノール(THC)である。THCと構造的に類似している化合物は、カンナビノイドと称される。さらに、最近特定された構造的にカンナビノイドと異なるが、それでも薬理学的特性の多くを共有するいくつかの化合物を付け加える。メキシコ語の'malifana'は、多くの国で大麻の葉あるいは他の天然の植物原料に言及する際に頻繁に用いられる。未受粉の雌株はシンセミーリャと称される。大麻植物の花の咲いている最上部からの樹脂はハシッシュと呼ばれる。大麻油(ハシッシュオイル)は、天然の植物原料あるいは樹脂の溶媒抽出によって得られるカンナビノイドの濃縮物である。