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私の手元にあるのはMHさん控訴審で検察が出したもののコピーです。 「大麻の文化と科学−この乱用薬物を考える−山本郁夫 廣川書店ISBN4-567-44430-2 C3047」 検察が出したのはこの本の「第10章 大麻主成分の毒性及び薬理作用」で、その219ページに次ぎのような記述があります。ちょっと長いけど引用します。 ----------以下引用------------- 5)自発運動及び行動に対する作用 げっ歯類、イヌ及びサルを用いた研究において、大麻あるいはΔ9-THCの用量と行動に対する反応は二相性を示すことが明らかとなっている。すなわち、低用量では、機能亢進及び感覚過敏(特に音と視覚刺激に対して)となる。一方、高用量では、運動失調、運動性減弱、睡眠あるいは昏睡が現れる。したがって、動物の行動に対する大麻あるいはΔ9-THCの作用の解釈には注意が必要である。 ラットにΔ9-THC(2mg/kg)を腹腔内に単回投与すると、最初興奮を引き起こし自発運動が増加した後に抑制が続く。また、10〜20mg/kgでは自発運動の抑制がみられる。しかし、運動失調及び弛緩を引き起こしているラットのなかでも、外来の刺激に対して攻撃的に反応するものもいる。 大麻の行動に対する作用は投与量と投与の頻度によっても変わる。Δ9-THCの単回投与は、ラット及びマウスにおいて攻撃行動を減少させる傾向がある。しかし、大量の連続投与はラットにおいて攻撃性及び闘争行動を高める。このようなΔ9-THCによって発現する攻撃的行動は、藤原及び植木によって詳細に検討されている。すなわち、ラットにTHCを投与すると、刺激に対して過敏な反応を示し、棒に咬みついたり、仲間同士闘争を起こしたり、マウスをケージに入れるとラットはこれを咬み殺して喰ってしまうムリサイド(mouse-killing behavior muricide)と呼ばれる著しい攻撃行動をおこす(図-110)。この攻撃性の発現は動物の飼育環境(群飼育か単独飼育)や実験条件によって顕著に左右される。THCは群飼育ラットに単回投与ではむしろおとなしくなり、ムリサイドは決して発現しないのに対し、単独飼育では特異な攻撃性を誘発し、絶食条件はさらにこれを助長する。また、THCによって誘発されるラットの棒に対する攻撃性も群飼育すると見られないことから飼育条件に強く依存するのに対し、ムリサイドは飼育条件によって変化するものと不変のものに分けられる。THCによるムリサイド発現には脳内セロトニンの減少が最も重要な役割を演じ、その他に一時的な腹側被蓋野から側座核に続くA10快楽中枢におけるカテコールアミン、特にドーパミンやアセチルコリンの増減が何らかの役割を果たすものと考えられている。これらの動物実験、特に群居毒性に関して植木は興味ある推考を試みている。かつてスキタイ文化を形成したスキタイ人は、テントの中で大麻を石の上で燃やし、その煙を吸い志気発揚後に蛮刀をふりかざし、馬に乗り、他民族を攻撃したという。ラットのムリサイドはこのようなスキタイ人の戦闘状態と同様な行動ではないかということである。 -------------------------- 図110には「Δ9-THC投与によりムリサイドを発現したラット(藤原道広福岡大教授提供)」のキャプションと6枚の写真があります。 筆者自身が「この攻撃性の発現は動物の飼育環境(群飼育か単独飼育)や実験条件によって顕著に左右される。」と書いているように、その実験結果がΔ9-THCの投与によるものかどうか特定できず、実に非科学的な実験と「論文」であることはシロートにも明白です。
> いんちき論文をだしやがってぶち殺してやりたい。
いやぁ、アンドリュー・ワイル氏を見習ってもらって、自身による人体実験として大麻を吸わせるほうがいいのではないでしょうか? パイプは大麻堂で買ってもらうことにして。(^^)
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